資産運用のポートフォリオとは

資産運用のポートフォリオとは

 資産運用のポートフォリオとは、資産の配分のことを指しています。資産を保持する形態の種類を分散することでリスクを回避しながら、効率的な運用を行うための考え方と言えます。

 例えば、資産運用のポートフォリオを組み立てる際に、FXにすべての資産をつぎ込んでしまう運用手段では、一度にすべてを失う可能性がありますが、銀行預金に5割、投資信託に3割、不動産に2割のように配分することでリスクヘッジとなるわけです。

 また、ポートフォリオの配分を変更することで、リスクを取ってハイリターンを目指すのか、より安定した運用を目指すのかなどを柔軟に、全体を俯瞰しながらコントロールできるようになります。

 ポートフォリオでの配分は、安定性/流動性/収益性という3つのカテゴリーに分類されることが一般的です。

 安定性とは、安全性は高いが収益率は低い、銀行の定期預金のような運用手段を指します。

 流動性は、いつでも現金として利用できる資産を指し、銀行の普通預金のように近々消費する予定のお金を意味します。

 収益性は、それ自体がお金を生むための運用手段。投資信託や外貨預金など、価格変動によって損失を出してしまうリスクを取りながらも、資産を増やすことを目指す運用です。

 こうした要素を組み合わせた個人の資産運用におけるポートフォリオは、結婚や出産など、自分をとりまく環境の変化に応じてフレキシブルに見直していくことが、効果的な資産運用のカギとなります。


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