資産運用と株

　株による資産運用は、もっとも代表的な資産の投資手段として普及しています。株式会社が発行する株券を購入し、配当金を受け取ったり、値上がりしたところで売却するなどして利益を獲得します。

　株式会社の株式は日々変動することから、リスクも高めの資産運用の手法です。とはいえ、株の銘柄によって変動の小さいものや大きいものなど傾向はある程度決まっており、株式投資の中でも安定型の銘柄と積極的に利潤を求める銘柄にうまく分散投資したいところです。

　また、株式投資というと株券の売買によって利益を得るというイメージが強いのですが、株券を持ち続けることで得られる配当金で利益を上げることも可能です。

　株による資産運用は、証券会社を通じて行います。そのため、まずは証券会社に口座を持つ必要があるのですが、さまざまな証券会社が存在します。証券会社によってサービスの内容や手数料が異なるため、口座を開く際には最低限の下調べをしておきたいものです。

　最近では、インターネットを通じて株の取引を行えるケースがほとんどで、特に価格変動の激しい銘柄を中心に扱い大きな利益を狙うデイトレーダーも多いようです。ただし、長期間で安定した運用を行う場合には投資戦略も異なるものになるでしょう。

　いずれにしても、自分で株を使った資産運用を行うには、積極的な情報収集やチャートの読み方を覚えるなどの勉強が必要です。そうした意味では、一度資産を配分したらあとはほったらかしにできる国債や投資信託とは正確が異なる手段と言えます。