ネット銀行の定期預金金利
ネット銀行の定期預金は、数百万円など、まとまったお金を預けるには最適な手段です。冒頭で「ネット銀行」と述べたのは、一般のメガバンクなどと比較して金利が非常に高いからです。
メガバンクの定期預金では1000万円を5年定期で預けたとしても1パーセントを切るような超低金利がほとんど。例えば、三井住友銀行で1,000万円以上を10年定期で預金した場合でも、0.6パーセント。普通預金の標準金利は、0.04%と非常に低い利率です('09年4月現在)。
しかし、ネットバンクでは概して金利が非常に高く設定されており、例えば新生銀行の「円定期預金5年もの」では年利1.7%。三井住友の最高金利商品と比較しても約3倍近い金利となっています。
なぜ、ネットバンクの定期預金の金利が高めに設定されているのか、その真意はネット銀行の担当者でなければわかりませんが、後発でシェアも少ないネット銀行が、多くの預金を獲得するための差別化と考えるのが自然でしょう。
実際に利用するネット銀行を選ぶ際には、自分の住環境の中で利用しやすいATMと提携しているか否か、海外からの別紙幣の利用に対応しているかどうか、FXや株式などの投資用資金の預金口座としても併用できるかどうか、などのポイントを加味するのが一般的です。
しかし定期預金用の口座として考えるならば、定期契約の期間中は基本的にお金の出し入れはしませんので、金利に着目して銀行を選ぶという考え方もアリでしょう。
○主なネット銀行の金利比較一覧(最大金利、09年4月29日調べ)
ネットバンク | 金利 | 条件 |
新生銀行 | 1.7% | 5年定期 |
イーバンク銀行 | 1.15/1.35% | 10年定期 |
住信SBIネット銀行 | 0.586% | 1000万円以上、3年定期 |
ジャパンネット銀行 | 0.8% | 1000万円以上、10年定期 |
スルガ銀行ネットバンク支店 | 0.1% | 一律 |