資産運用と国債

資産運用と国債

 国債を使った資産運用は、もっともリスクの低い資産運用手法のひとつです。銀行への預金が、銀行に対してお金を貸し出すことで金利が得られるのに対し、国債の場合には国に対してお金を貸し出すことで金利収入が得られます。

 銀行の金利が超低金利となっている現在、利回りだけにこだわるのであれば国債への投資の方がリターンは大きいと言えます。ただし、国債の場合には途中解約を行うことで元本割れしてしまう可能性があります。

 そのため国債を使った資産運用を行うのであれば、ポートフォリオで安定性資産に分類される、当面は使う予定のないお金の運用手段と考えるのがいいでしょう。金利の低い定期預金などに使わないお金を蓄えておくのであれば国債にした方が効率がよくなるというイメージですね。

 また国債には、個人向け国債というものが別途存在します。これは1万円からでも購入可能な国債で、資産の少ない個人が利用しやすくしたものです。

 個人向け国債には、10年満期の変動金利国債と5年満期の固定金利国債があります。その違いは、名前の通り金利の変動によって受け取れる金利が変化するかどうかとなっています。また、個人向け国債は一般の国債と比較して、購入しやすいぶん、金利が低く設定されています。


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