最近、エイズ感染が心配になる出来事があったという場合には、迷わずエイズ検査を受けましょう。
とはいえ実際には、医者や保健所に行くのは「心理的に抵抗がある」という人は多いのでは?
そうでない場合でも、日々の生活に追われていると「大丈夫だろう」と放置しがちになるものです。
しかし、「自分には関係ないだろう」という心理こそが最大の落とし穴! 最近では、わざわざ出かける時間がとれないとしても、自宅でエイズ検診を行えるキットが販売されていますので、ぜひ活用したいところ。なぜなら、万が一HIVに感染したとしても、早期に発見さえすれば発症を抑えられるのです。
もちろん、あなたの大切なパートナーを感染から守るという意味でも早期検診しましょう。
「自宅でのHIV検査」と聞いて、まず不安になるのが、自分で採血などの処置ができるのかどうかという点です。
しかし、市販のHIV検査キットでは、当然そうした医療経験のない素人が使用することが配慮されているので心配ありません。具体的な採血方法を見て見ましょう。
まずは、キットに付属の「採血ランセット」を使用して、指先にニードルを当てます。
これは、ボタンを押せば適切なぶんのニードルが飛び出すという仕組み。自分でする作業はただ、ランセットのボタンを押すだけです。
指先に針を刺すわけですから、もちろん「どのくらい痛いのか」と心配になります。説明書には「わずかな痛み」と説明されていますが、ネット上で体験談を調べていくと「一瞬“かゆみ”が走る程度」という感想が多く見られます。
続けて、採血用ろ紙を使って採血します。適切な分量の採血が完了したら、これを郵送すれば完了です。
あとは、検査キットの販売元がHIV検査を実施。結果が出次第、ネット上の管理画面にログインして参照できるというわけです。
なお、HIVに感染している場合、感染から3週間以上が経過しないと検査結果に現れません。感染が疑われる出来事があってから、HIV検査キットは3週間経過したのちに使用することが前提条件となります。